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オルコット [好きなモノ]


数年前、リサイクルショップで見つけたマンガ、
昭和31年出版、わたくし影も形もない頃。

 

 

 

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原作はオルコットの八人のいとこ。

1870年代アメリカ東部、両親を亡くし大叔母さまのもとで暮らす資産家の一人娘ローズ、
大切にされすぎて病弱な少女になってしまい、考えあぐねる大叔母さまたち。
そこに後見人の叔父さま登場、
愛情深く進歩的な叔父さまのもとで健康を取り戻し、
一族のいとこや叔母さまたちにも囲まれて
優しく思慮深い少女へと成長していくとっても道徳的なお話。

 

 



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100頁ちょっとのマンガながら、
原作の感どころはキッチリと押さえてあって、
文庫本と読み比べても遜色なし、これってスゴイ。

その後、続編も読みたくなり絶版本なので
アマゾンの古書の部をポチ、
ついでに手持ちの旺文社版とは訳者が違ったので八人のいとこもポチ、
無駄かなあ…、と思いつつ、
翻訳モノは訳者で印象が変わってしまうこと多々あるので、読み比べてみたかった。

 

 


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続編の花ざかりのローズは、
大人になったローズが共に成長してきたいとこたちの中から
生涯の伴侶を選ぶというお話。
八人のいとこ同様、登場人物は好い人ばかり
毒のかけらもなし。
でもそこがまた古き良き時代を想像でき、穏やかな気持ちになれる。

ちなみにローズが選んだいとこは、
私が密かに一押ししてた人で、ちょっと嬉しい読後感。
若草物語のローリーとエイミーの結婚には、実は納得していなかったので、
ようやくオルコットさんと意見一致って感じかしらねえ。

 


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